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「活を入れる」か「喝を入れる」か ~入るのは活、出すのは喝!

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京都南禅寺!京都南禅寺!

日曜日の朝の旋律。

サンデーモーニングという番組に流れる曲はそんな風に称するのにふさわしい気がするのですが、いかがでしょうか。今日はその爽やかな雰囲気のなかに響く「喝!」」について考えてみます。

「喝を入れる」は「活を入れる」の誤用だった!

番組の影響で「喝を入れる」と誤用されていることが多いようです。正しくは「活を入れる」になります。

「喝を入れる」は誤りで「活を入れる」が正しい
「喝」は大声で叫ぶこと

「喝」自体は、大声そのものなんですね。そして「活を入れる」とは柔道などの格闘技の世界に由来する言葉。落ちる(失神・気絶)ことの多い柔道の世界では絞め技と同時に覚醒させる術も学ぶのだそうです。気を入れて起こす、それが次第に気合いを入れるというニュアンスでも使われるようになりました。「喝!」という大声で「活を入れる」のは間違いないのですが、入るのは「活」。「一喝」という言葉もあって、つい「喝を入れる」と書いてしまいそうになりますので、使い分けに注意が必要ですね。

あらためて「喝!」って何だ?

喝とは禅の世界の言葉。

「喝!」には4つの意味がある:日経ウーマンオンライン【禅のことば】

論で相手を悟すのでなく、動かすのでなく、心をぶつけたい。そんなとき、言葉は心に重すぎて響かないことがあります。言葉という記号で考えさせるのではなく、相手の仏性に直接働きかけて悟らせる。それが「喝」という大声だったんですね。「かつ」という言葉ではなく、音の響き。唐代の禅僧たちは仏法を伝承するとき、ことばにだけ頼るのではなく、それぞれに自由な方法を採り入れては「届く方法」を模索していたようです。

伝えずとも、伝わる。

まさに「以心伝心」の世界、それが「禅」であり「喝」という音の響きだったんですね。