*

「潮時(しおどき)」という言葉の誤用に注意!正しい意味を知るのは、いまが潮時だ!

公開日: : 最終更新日:2018/08/14 140文字で変わる表現力 , ,

漁!

漁!

寄せられた期待に期待以上のものを返していくのがプロ。それが叶わなかったとき、本当に苦しく、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

打ち合わせを終えて、再びいただいたチャンス。ここで変わらなければいけません。変化のチャンス、変化の潮時。気持ちを新たにしっかりと取り組んでいきたいものです。仕事、生きていくこと、本当に色々ありますね。そしてチャンスを与えられることに、心から感謝をしたいと思うのです。

潮時(しおどき)の誤用に注意! 潮時の正しい使い方

さて、「潮時(しおどき)」という言葉を上で使いました。この言葉は「やめる頃合いである」「退くタイミングだ」というマイナスの意味合いで使われることが多いのですが誤りです。

潮時(しおどき)とは、物事を行うのに最良のタイミングのこと

漁に出るときの潮の状況を見極め、その最も良いタイミングで船を出すことから使われるようになったのが潮時という言葉。漕ぎ出すのに潮が安定している、魚を捕るのに適切なタイミングであるというときに「よし、潮時だ」と使ったわけです。ですから、「やめる頃かなぁ」というタイミングで潮時を使うのは不適切であることがわかりますね。

シェイクスピアの言葉にもあった「潮時」

There is a tide in the affairs of men.
~ひとのすることには潮時がある(シェイクスピア)
Julius Caesar Act 4, scene 3, 218–224

英語で書くと格好いいですよねぇ。意味もわからず机の前に貼り付けておきたくなります。

好機は、きっと、待っていて降りてくるものではなく、「今だ!」と思って動き出した瞬間のこと。言い訳を考えるだけの時間、動いて、よりよい結果に近づいていけるようでありたいものです。そう、こんな風に考えて動き出すいまが、まさにその潮時なんですね。


▼関連の深いこちらの記事もどうぞ▼

関連記事

「ご進言ありがとうございました」と使っていませんか? ~「進言」の誤用と意味に注意

「ご進言(しんげん)ありがとうございました」というフレーズを使ったり聞いたりしたことはないでしょうか

記事を読む

no image

過去形で残すことのメリット ― 自分の目次を作ると、自分の強みが見えてくる。

始まりに「これをやるぞー」と目標を立てたものの、たいていは中途半端。 目標とは挫折を伴うものです

記事を読む

文化庁

十分と充分の違い、使い分け ~憲法では「充分」を使っているけれど

十分と充分という漢字も使い分けが難しいですよね。憲法では「充分」という漢字が使われています。

記事を読む

「海千山千(うみせんやません)」という言葉の意味と誤用に注意! ~褒めるつもりで使うと?

海千山千(うみせんやません)という言葉があります。「社長は海千山千でいらっしゃいますから、さすがです

記事を読む

「意志」と「意思」の区別と使い分け ~強い意志、尊重する意思

「意志」と「意思」という漢字は、どちらも内面を表す言葉。それぞれの意味もなんとなく似ているような気が

記事を読む

no image

「温かい」と「暖かい」の使い分け – 心は寒くて冷たくて。

今日は、あたたかい話題をお届けします。 「温かい」と「暖かい」の使い分けは、それぞれ、反対の

記事を読む

暑中見舞いと残暑見舞いを送る時期 ~「お身体ご自愛ください」は使わない!

この記事をエントリーしている6月15日は、暑中見舞いの日なのだそうです。昭和25年に郵政省が暑中見舞

記事を読む

「お名前を頂戴する」という誤った敬語を使っていませんか? ~「頂戴」と「ちょうだい」の違い

「お名前を頂戴(ちょうだい)できますでしょうか?」という表現はよく耳にします。しかし、この「お名前を

記事を読む

美魔女になった姥桜(うばざくら) ~綺麗な女性のための言葉

桜![/caption] OLという言葉を定着させたのは週刊誌の「女性自身」なのだそうです。

記事を読む

「混ぜる」と「交ぜる」の違いと使い分けを「さんずい」で覚える!

「絵の具をまぜる」「女の子のグループに男の子が一人まざっている」など「混ぜる」と「交ぜる」という漢字

記事を読む

Google


▼よく読まれている記事▼


  • 西端 康孝 / コピーライター・歌人・川柳家

    コトバノを運営している神戸のコピーライター西端です。川柳や短歌で日常を綴る短歌と川柳とマカロニとというブログや徒然に毎日を表現する川柳をこよなく愛する明石のタコというブログもやっていますので、良かったら遊びにきてください。書いたり取材したり講演の仕事も承っています。
PAGE TOP ↑