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「地獄の釜の蓋も開く」の意味 ~地獄に繋がる京都のお寺「六道珍皇寺」

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正月の16日やお盆の16日は罪人を煮る地獄の釜の蓋も開きっぱなし。「地獄の釜の蓋も開く」とは、鬼たちも仕事を休むのだから私たちも仕事を休みましょうという意味で使われます。「開く」はひらくではなく「あく」と読みます。地獄の釜の蓋も開く(じごくのかまのふたもあく)。

これだけ暑い日が続くと、この世が地獄の釜のような気がしないでもありませんが、皆さんはどんな夏休みをお過ごしでしょうか。仕事の方もどうか体調を崩されることのありませんように。

京都にある六道珍皇寺の井戸はあの世に繋がっている

鐘

このお寺に祀られている小野篁さんは、当時、境内にある井戸を経由して冥界と行き来したと云われています。合祀されている相手は閻魔様。そう、小野篁さんは地獄に通って閻魔大王の判決を出すお手伝いをしていたという話があるのです。

京都観光Navi:六道珍皇寺 


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お盆の時期、ご先祖様の霊はここを通って帰ってくるとも云われています。このお寺の鐘は鐘堂の中にあって外からは見ることが出来ませんが、堂の外に伸びた綱を引くことによってご先祖様が無事に帰ってこられるよう祈るのだとか。ご先祖様をお迎えする、だから迎え鐘。8月7日から10日に「六道まいり」と呼ばれる習慣があって、その時期は鐘の音が鳴り止むことがないそうです。

六道珍皇寺:
京都市東山区松原通東大路通西入ル小松町595