扁桃腺の「扁桃」の由来
公開日:
:
140文字で変わる表現力 アーモンド, 扁桃, 扁桃炎, 由来
疲れがたまってくると扁桃炎に。最近ずっと不調だった喉が爆発して、今日は大人しく寝込んでいます。割り切って休むことも大事だと言い聞かせて、好きな本を積み上げて過ごす午後。たまにはこんな時間も大切ですね。
扁桃腺の「扁桃」とは何か
この憎き扁桃炎。扁桃の名前は、その形・見た目に由来するものでした。
扁桃とはアーモンドの和名。
扁桃(扁桃腺)がアーモンドに似ていることから名付けられた
ちなみにアーモンドは明治の初期に日本に入ってきました。その頃はアーモンドという名称は一般的ではなく「扁桃」と呼ばれていたのだそうです。扁桃(アーモンド)に含まれるビタミンEは抗酸化作用があって、老化を妨げたり血行改善作用などがあることが有名ですね。同じ量を食べるのならピーナッツの3倍近いビタミンEがあり、食物のなかでもビタミンEの含有率は群を抜いて高いのだそうです。
扁桃腺は俗称だった
扁桃腺という呼び方は俗称で、医学的には「扁桃」と呼ぶのだそうです。扁桃腺炎、扁桃腺肥大という言葉をよく使いますが、正式には「扁桃炎」「扁桃肥大」と書くのですね。
▼関連の深いこちらの記事もどうぞ▼
関連記事
-
-
「欲張りメニュー」という言葉の使い方に注意! ~「欲張り」と「貪欲」の違い
レストランのメニューを眺めていてもなかなか決めることが出来ない優柔不断な自分にとって、「欲張りコース
-
-
「秋味(あきあじ)といえば秋刀魚だよね」という表現が誤りである理由 ~秋味とは
秋刀魚や栗、芋やキノコなど様々な食材が美味しく感じられるようになる季節、秋。 ところで、秋の味
-
-
アドレス帳のなかで見つける価値 ― 与えるということ。
誰でも応援したくなるような人には共通して、教科書も計算機もなく、自分の身近な人がこうなってほしいとい
-
-
「粗品」「つまらないものですが」という言葉は使わないほうがいいのか? ~選んで贈る緊張に
贈り物をするときに「粗品(そしな)ではございますが」と言いながら渡すことが多いのではないかと思います
-
-
ブログを書き続けることは、心配りの技術を磨くことなのかも
確かにtwitterやFacebookの方が気軽に書きやすく、反応も得られやすいとは思うのです。それ
-
-
「深い絆」という言葉は誤用 ~目指すのは強い絆
紐[/caption] 東日本大震災のあった2011年には日本漢字能力検定協会の今年の漢字に
-
-
自己啓発本ブームに殺されないために「使ってもいい」自分を許す言葉
「起こることには意味がある」 「すべてのことは自分に原因がある」 などなど。
-
-
「姑息」には「卑怯」という意味はなかった! ~姑息の誤用と正しい意味と
「姑息な手段を使いやがって」という言い方を聞くと、卑怯な方法で解決に至ったことに憤っているような印象
-
-
牧師と神父の違い ~プロテスタントとカトリックの区別
宗教的な区別、違いの言及は誤解を招いてしまう可能性があります。 コトバノでお伝えすることは、あ
-
-
「うだる」ような暑さとは? ~蝉の鳴く温度と松尾芭蕉の句と
蝉![/caption] 涼しくなれば蝉が鳴かないのは想像がつきますが、猛暑日のような35℃