iPhoneやスマホのアプリで、いわゆる「アプリ内課金」というシステムが一般化しつつあります。より便利な機能を使用するため、アプリ内の広告を消すため、ゲームを早く楽に攻略するためなど、目的は色々ありますが、お金を払わないでもある程度は使うことが出来るので、この仕組みはよくできているなぁといつも感心します。今までに費やした金額のことはさておき、今日はこの「課金する」という言葉について考えてみます。
「課金する」という言葉は「払った」という意味ではない
 
「あのゲームやってる?」
「面白いよねー、どんどん課金しちゃってるよ」
こんな会話を見かけたり耳にすることがありますが、この使い方は適切ではありません。
「課金」とは「料金の支払いを引き受けさせること」「払わせるようにすること」で払うことではない
課金という言葉は払うということではなく、料金を払わせるようにするという意味。アプリであれば、運営会社側がユーザーにお金を払わせることをいいます。課金ゲーム、課金アプリという言葉をよく見かけますので、お金を払ってしまう私たちもつい「課金した」という表現を使ってしまいそうになりますが、この場合は単純に「料金を支払った」と表現するのが正解。「課題考査」や「宿題を課す」という言葉は先生側(提供する側)の言葉でしたよね。「課す」のは提供する側、だから「課される」こちらが「課金した」と表現するのは誤りです。
「募金する」という言葉の誤用にも注意
同じような理屈で整理しておきたい言葉が「募金」と「寄付」という言葉です。
「募金」とは「お金を募る」こと
「寄付」とは「金銭などを贈る」こと
募金はお金を募る、寄付はお金を贈ること。これもついうっかり「募金してきたよー」という感じで会話のなかで使ってしまうことが多いのではないでしょうか?
漢字の構成を考えれば募金と寄付の違い、課金の誤用は防ぎやすいのですが、言葉の伝承は口語によって影響を受けることが多いもの。視覚的な情報として「課金」「募金」「寄付」の知識を得るだけではなく、是非一度、「課金した」「募金した」「寄付した」という言葉を声に出して、その違和感から正しい言葉の使い方を覚えていただきたいと思います。
 
											 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
										
					 
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