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「混ぜる」と「交ぜる」の違いと使い分けを「さんずい」で覚える!

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「絵の具をまぜる」「女の子のグループに男の子が一人まざっている」など「混ぜる」と「交ぜる」という漢字の違いと使い分けも混乱しやすいものです。今回は「混ぜる」と「交ぜる」の使い分けと、どっちがどうだったかを簡単に思い出す方法をご紹介します。

「混ぜる」と「交ぜる」の区別について

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「混ぜる」と「交ぜる」の意味の区別をまとめてみましょう。

「混ぜる」は別々のものを一緒にしたとき、元のものが区別できない
「交ぜる」は別々のものを一緒にしたとき、それぞれ後から見分けがつく

「混ぜる」「交ぜる」はどちらも別々のものを一緒にすることですが、混ぜるは後で区別がつかないのに対して交ぜるは後からでも区別ができる場合に使います。冒頭の絵の具は、後から区別がつかないので混ぜるを使います。女の子と男の子は大抵の場合は見分けがつきやすいと考えられるので交ぜるを使うのが正解です。

「コーヒーにミルクを混ぜる」「白髪が交じる」「雑音が混じる」「カードを交ぜる」など、それぞれ、一つになったあと、区別(分解)が出来るかどうかイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

「混ぜる」と「交ぜる」の違いの覚え方

AとBの二つの区別を覚えるときは、それぞれの意味を覚えるよりも、どちらか一方だけを印象に残しておけばもう片方の意味は自ずと導かれます。「混ぜる」と「交ぜる」の場合は「混ぜる」の水偏(さんずい)を意識しておけばわかりやすいですね。

「混ぜる」の水偏(さんずい)は水を表す。水のなかに違う液体が混ざってしまうと区別がつかなくなるので、「混ぜた」後は区別がつかなくなると覚える

水のなかにお茶を混ぜてしまうと、後から水とお茶の区別がつきにくくなります。水偏(さんずい)は水、混ぜたあとは区別がつかないと覚えておくと、もう一方の「交ぜる」は区別がつくものであると思い出すことができますね。

「交ざる」という字はひとが足を交差する象形文字

「交ざる」の「交」という字は、ひとが足を交差している象形文字(かたちを由来とする文字)。右足と左足がクロスしていても、それぞれの区別がつかなくなるわけではありません。このことからも「交」という字には、一つになったあともそれぞれの形が残っていることがわかります。