*

毛布には挑むのではなく。

犬派の西端です。

猫を飼っている人は、部屋の出入りがしやすいようにドアを完全には閉めずに隙間を作っておくのだとか。なるほど、たしかに猫がするりと部屋を出入りしている様子、想像がつきますね。

自分のことを表現するときに「どんなことでもお任せください」と、相手を安心させんとする言葉を使ってしまうことが多いようです。しかし、世の中に完璧な人はいません。自分という人間に、ほんの少しの隙を作ってあげたほうが、相手からは、パーソナルな部分に興味を持っていただいて、会話が続きやすくなることが多いようにも思うのです。

真っ白な壁、に、ぽつんとすこし、醤油の染み。

壁の美しさ以上に、その染みが気になってしまうのが人間心理。
なぜ、壁に醤油が!?

自分に隙を見せないと、人は疲弊する。

 

完璧を目指す志は立派。

でも、かちこちの毛布では身体が包まれないように、すこしの遊びもなければ、その毛布では誰も温めることが出来なくなってしまいます。

毛布であるがための「隙」を意識してみる。

人を受け入れるための、隙を作る。
どうか、自分を固定化しすぎずに、自分を許したときに初めて相手に見せることの出来る表情のあることも、忘れないでいてくださいね。


▼関連の深いこちらの記事もどうぞ▼

関連記事

「弊社」と「当社」の意味の違いと使い分け ~抗議のときは「当社」を使う!

私たちの会社という意味を表す熟語に「弊社」「当社」という言葉があります。今回はこの「弊社」と「当社」

記事を読む

「かきいれ時」を漢字で書くとどうなるか? ~「書き入れ時」か「掻き入れ時か」

商売が繁盛して、お客さんがたくさん来店される時期のことを「かきいれ時」と言います。この「かきいれ時」

記事を読む

会話で使う「僕も、私も」の「も」(助詞)は、使い方を間違うと主役を奪ってしまうので要注意!

川柳や俳句の世界では、助詞の「も」は句意を弱くしてしまうと言われています。 [/captio

記事を読む

なぜ「情けは人のためならず」は正しく使われるようになった? ~反対の意味になる諺は何?

「情けは人のためならず」の正しい意味はひとに対して情けをかけていけば、まわりまわって、自分に戻ってく

記事を読む

「無礼講」の反対語の「慇懃講」、この「慇懃(いんぎん)」「慇懃無礼(いんぎんぶれい)」の誤用と使い方に注意!

「今夜は無礼講で」という呼びかけで始まる宴席。実際のところはともかく、参加者の地位や身分に関係なく行

記事を読む

「天高く馬肥ゆる秋」の本当の意味は、のんびりしたものではなかった!

食欲の秋を象徴する言葉に「天高く馬肥ゆる秋」というものがあります。秋の高い空、馬たちが草を食べている

記事を読む

「時を分かたず(ときをわかたず)」の誤用に注意 ~「すぐに」という意味ではない

「雨が降り出して、時を分かたず、彼は傘を持って飛び出して行った」 このように「時を分かたず」を

記事を読む

「意外」と「以外」、「意外」と「案外」の使い分け

混同しがちな「意外」と「以外」、そして「案外」と「心外」の使い分けについてご紹介します。 それぞれ

記事を読む

陳謝と謝罪の違いと使い分け ~泣いて謝るだけでは陳謝(ちんしゃ)とは言わない?

国会議員の国会での答弁や質問、記者会見が行われるたびに「遺憾に思う」「遺憾の意」に謝罪の意味は含まれ

記事を読む

「お勧め」と「お薦め」と「お奨め」の違い、使い分けと覚え方について

「お勧め」と「お薦め」と「お奨め」は、その使い分けが難しく、平仮名やカタカナで「おすすめ」「オススメ

記事を読む

Google


▼よく読まれている記事▼


kokkaigijidou
更迭(こうてつ)、解任、辞任の意味の違いと使い分けについて ~クビにするのはどの言葉?

たとえば大臣が不祥事を起こしたりすると、「首相はA大臣を更迭(こうて

「老舗(しにせ)」という言葉の意味と由来を紹介します

代々続いているお店のことを「老舗(しにせ)」と言いますが、今回はこの

kaifuku
「回復」と「快復」の意味の違いと使い分け ~快復と書いてしまうと誤用になってしまうのか

この記事を書いている今、実は頸椎間板ヘルニアで苦しんでいて、リハビリに

bankokuki
「万端」と「万全」の意味の違いと使い分け、誤用について ~「準備万端」と「準備万全」、正しいのはどっち?

「旅の用意は全部できたよ、さぁ出発しよう!」 このように、あらゆ

tenteki
「お休みさせてください」「お電話します」の「お」は必要かどうか、誤用ではないか、敬語として適切かどうか考えてみよう

欠勤の連絡をするときなど、「お休みさせてください」「お休みさせていただ

→もっと見る

PAGE TOP ↑