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丸いと円いの違いについて ~お雑煮のなかが丸い理由と三本締めの意味と

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丸いと円いの違いについて。

丸いは立体的なもの
円いは平面的なもの

たとえば、地球やボールは立体的なので丸い。敷物やテーブルのように平面的なものは円いと書きます。球状であれば丸い、円形であれば円いと書くわけですね。

お雑煮のなかが丸い理由

mochi

お正月に食べるお雑煮。地域や時代によって風習も異なりますが、お雑煮に入れる大根や里芋を丸く切るのは、角が立つことなく一年が丸く納まりますようにという意味があるのだそうです。では、丸餅を使う理由もそうなのかな・・・などと検索していると、色々と興味深いことがわかってきました。

お雑煮に用いるお餅の形と地域性
お雑煮の主役であるお餅。これには四角い角餅と丸い餅の2種類があることをご存知でしょうか。大雑把に言って東日本は角餅、西日本は丸餅文化。お雑煮発祥の地・京都の食文化の影響を強く受けた地域は主に丸餅を用います。

引用元:角餅と丸餅|探る|日本鏡餅組合

おぉ、お雑煮の発祥の地は京都だったのですね。そして関東は角餅文化。丸餅については信仰的な理由があったり、角餅については人口の多い江戸ではこの形が合理的で生産効率に優れていた(保存しやすかった)などの諸説があるようですが、調べれば調べるほど様々な由来があるようで、これはいよいよ丸く納まる気配がありません(汗)

無理矢理、三本締めでまとめましょう

一本締めや三本締めで使われる「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」というリズム。これは3回の柏が3回で「九」になりますね。そこに最後の柏(点)が入ることで、「九が丸になる、丸く納まる」という意味になるのだそうです。ちなみに「イヨー」という掛け声は「祝おう」という音が変化したものだとか。

丸いと円いの違いについて、簡単にご紹介したかった今回の記事。
さて、こんな締め方で丸く納まりましたでしょうか。

(※「丸く納まる」は「納まる」「収まる」「おさまる」のどの表記でも適当であるとされています)