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自己啓発本ブームに殺されないために「使ってもいい」自分を許す言葉

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「起こることには意味がある」
「すべてのことは自分に原因がある」

などなど。

こんな感じの自己啓発本がよく売れていますね。

それでも嫌なもんは嫌 ~ひとは強いようで弱いもの

確かに正論の一つだとは思うのです。どうにもならない誰かの考え方に不満を覚え、それに愚痴をこぼすくらいならば、それを引き寄せた己の考え方に原因があると考える。なるほど、嫌な場面に遭遇しても、自分に原因があると考えることが出来れば、次に同じようなことがあったときの臨み方も変えることが出来るのかもしれません。ひとを蔑むことのない、強い生き方だと思います。ただ、でも、それでも。ひとは強いようで、弱いもの。もっと自分を許してもいいのではないか、と、強い言葉に押しつぶされそうになっている人たちに触れるとき、思うのです。

「それでも嫌なもんは嫌」って、正論の最後につけてみる

こんなことがあった、原因は自分が作ったんだ。
それでも嫌なもんは嫌。

こんな悲しいことが続くのも、きっと意味があるんだよね。
それでも嫌なもんは嫌。

多用は甘えになるけれど ~使う回数を決めてゲーム感覚にしてみては

「それでも嫌なもんは嫌」、これは自分を許す言葉。多用すれば、嫌なものをただ拒絶していくだけの甘えにもなってしまいます。使い過ぎがいけないと思ったら、ゲーム感覚。たとえばトランプのように、一か月に3回までは自分を許す言葉を使っていいなんてルールを作ると、ひとつひとつの事態に向き合う自分の心を軽くする効果も得られるかもしれません。同じ人からの相談に対しても、同じように、使っていいのは3回までというルールを作ってみると、ときに厳しくときに優しい、親身な接し方が出来るかもしれませんね。

自分のことを知っているのは自分だけ。強く在るべきではなく、強く在りたいと願い、そして、ときに自分を許す二歩さがっても、いつか、三歩進んでいれば、それを前進と呼ぶのだということを忘れずにいたいですね。


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  • 西端 康孝 / コピーライター・歌人・川柳家

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